2016年5月2日月曜日

いかに幸いなことでしょう あなたの家に住むことができるならまして、あなたを賛美することができるなら (詩編84・5)

シスター L

 メキシコから6人の姉妹が派遣されたことはこのブログでお話ししましたが、もう2年半が過ぎました。修道院の3階の養成院に住んで、祈り、勉強、実習に励んでいます。毎年グァダルペ祭があり人をお呼びするのですが、そんなときなど日本式に両手を前に合わせて応対しているのを見て“まあ、なんて初々しい”と思いました。日本の文化は所作の文化でもありますね。
 軽井沢修道院にいるころクリスマスの馬小屋の飾りを見に来た親子がいました。姉妹が“羊は何匹いる?”と3歳ぐらいの男の子に聞きました。そしたら,“UNO,DOS,TRES.(ウノ、ドス、トレス)・・・”とスペイン語で数えました。お母さんはスペインの私たちの寮にいたことがあります。お風呂で教えたそうです。子供をつれて私とお勉強していたお母さんがいました。別の時、馬小屋の前で私も同じ質問をしました。その子は女の子で“UN,DUE,TROIS,(アン、ドウ、トロワ)・・・”バレリーナのようにフランス語で数えました。お母さんはジャイカ(JICA)に勤めていました。寮生を見ていても英語なら何とかなるという感じです。

スーパーに行けば産地が世界に広がっています。先日オマーンのオクラを買ってきました。この国はどこにあるのでしょうか。パートのおばさんが中東と教えてくれました。熱い国のオクラなんてだめじゃないと言いました。アメリカにいた姉妹があれはもともとアフリカのものといいました。この話、合っているでしょうか。

好むと好まざるとにかかわらず、世間は国際的になっております。私たちのローマの総本部の評議員にもアフリカのシェラレオネ人、インドネシア人が入っております。お互いの文化、多様性を寛容に受け入れて、私たちは国を超え民族を超え言語を超えて一つになろうとしています。

“いかに幸いなことでしょう あなたの家に住むことができるならまして、
あなたを賛美することができるなら”





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