2013年12月9日月曜日

グアダルペの聖母

12月12日(水曜日)

グアダルペの聖母

ルカによる福音書1・2638

「わたしは主のはしためです」 (ルカ12638)。

 

さびしい高速道路を何時間も車を走らせていると、たった一つの道路標識が視界に入って来たとします。それがどれほど嬉しいことか、想像してみてください。それは目的地を指し示したり、ガソリンスタンドや食料品店が行く先にあることを教えてくれます。その糸津の標識で、自分は確かにあるところに向かっていること、一人きりでいるのもそう長くはないことを、思い起こすことができるのです。

おとめマリアは、まさにその道しるべです。神の愛と計らいを指し示してくださいます。私たちの天の目的地のことを教えてくださいます。マリアは歴史のいくつもの異なる時と場所で、キリストにおいで待ち望むべきあらゆることを指し示す輝やかしい標識として、人々の前に出現さえしてくださいます。

そのような出現の一つが、1531年、メキシコ市丘郊のとある村でありました。マリアはファン・ディエゴという男に現れて、村人たちにキリストのメッセージを広めるための手助けをお頼みになりました。マリアの名において一つの聖堂を建てることを求め、ファン・ディエゴに与えるメッセージを遠く広く伝えることができるように計らってくださいました。「あなたの母である私が、あなたと共にいるではありませんか。あなたは私の陰に、保護の下にいるではありませんか」。またこうも語られました。「すべてのものの命の源、遠く近くすべてのものの主であり頭、天と地の主であるまことの神の、私はその母です」。

このように御自分のことを告げながらも、ご自分が天の御父の力、栄光、愛の映しに過ぎないことを明確にされました。こうしてマリアは、北米南米のすべての人々、原住民と外から新しく来た人々のしるしとなりました。それも何という力強いしるし!グアダルペの聖母の奇跡の(すがた)と、その名の下し建てられた聖堂を通して、何百万という人々がキリストを信じるようになり、今も教会に受け入れられているのです。あなたの標識は何を教えていますか。神はあなたに、イエスのことを人々に指し示すマリアのようになることを望んでおられます。イエスがあなたにしてくださったおと、そして他の人々にもしようとしておられることを、あなたが人々に告げることを神は望んでおられます。実に多くの人々が、あなたの内にキリストを見ることができたなら、どれほど慰められるか、想像してみてください! 

「マリアさま、私のためにお祈りください! 私の言葉、行いがすべて、あなたの御子を人々に指し示すことができますように」。

 

毎日の黙想

The Word among us

2012年待降節号 122日ー1231

 

2013年9月9日月曜日

黙想と巡礼者の家


黙想と巡礼者の家

  
 
 


『…主よ、あなたを求めて、この家を訪れる人々が、その心の中で竪琴を奏でますように。あなたの耳に心地よい、言葉には言い表せない甘く優しい時句を、絶えまなく、天をめがけて奏ででいきますように。彼らの上に、また同じ町の人々にも、溢れる恵みを注いで下さいますように。』(福者マドレ・マリアイネス)



 

この熱意が宣教クララ会員を黙想者や巡礼者のための家の建立へと駆り立てるのである。これらの家は言語、習慣、国の異なる人々に、又常に創り主を深求しようとする人々に解放されている。



 

宣教クララ会員は、喜びを伴う生き生きとしたその奉献によって、黙想者や巡礼者に神の愛を伝える。奉仕と心配りの中にみられるその単純さで、神のみ旨に対する信頼と委託に生きる人生の可能性を人々に示していく。




 

宣教クララ会員はいつでも、そのほほえみに交じり合う甘美な調べを漂わせ、人々に対してだけでなく、隠れておられるキリストに仕える。




 

限りなく主を愛すること、すべての人の心の中で主を愛すること。

 

2013年6月12日水曜日

宣教クララ修道会の使徒識 学校


学校

 


「神の計画の中で、各人間は自分を発展させるように招かれている。何故ならば、生命はみな一つの召命であるから。その誕生の時から、いつか実を結ぶように萌芽として、すべての人に天分と特性とを合わせて与えられている…」


 

宣教クララ会員はやわらかい心にまかれているその種が、芽を出すように教育活動に全力を尽くす。明日の世代へのいのちの伝達者となる人々の教育と養成に、畑心の注意を向けていく。
 


『私たちは、魂の価値の深い認識を主に願わなければなりません。その労苦を避けてはならないのです…』
 
 

 

この認識が日に日に宣教クララ会員に教育活動を宣教として受けとめる様に促していく。そこにおいて個人の興味を捨て去り、自分を完全に奉献しようという願望と熱意がわきあがってくるのである。
 
 
従って、自分が接する子供たちや青少年たち一人一人への配慮を示すことが、彼女の唯一の願いとなる。
 
無邪気な中にも、彼らはその心を満たす神の必要性を感じている。



2013年4月18日木曜日

《修道会の心臓》


人の体の中心は心臓で、至る所・手足の末端にまで支流を走らせ私達の命そのものと言っても過言ではない真っ赤な血を送り、体の生を司っている。同じ様に私たちの修道会の心臓は総本部だと思う。そしてここでは総長はじめ総評議員によって修道会のすべてをまるで心臓の様に運営している。世界中の修道院の動き、新しい使徒職の事、祈りの必要なこと、病気の姉妹のこと、ありとあらゆること全てをまるで心臓と同じ様にこの総本部で統治している。                                     

そして何より、霊的心臓と思われる所は、私たちの修道会の創立者、『ご聖体のマドレマリア・テレサ』の遺体が安置されていること。彼女は19047月にメキシコで生まれたが、2012421日にメキシコで列福され今は福者の位にあげられている。創立者の事を私たち娘達は愛を持って<お母さん> ヌエストラマドレと呼んでいるが、ヌエストラマドレはメキシコにあった総本部がローマに移って以来、1981年に亡くなるまで15年程この総本部に住んでいました。私は彼女と一緒に住んだことはありませんが、一緒に住んでいた姉妹達にとってこの総本部は今でも彼女の匂い、足跡、思い出が沢山残って居るし、何を見ても彼女を感じる様です。私でさえもまだ創立者が亡くなっていることが時々信じられなくなります。創立者がまだ私たちと共に生きている錯覚になるのです。ヌエストラマドレは生きている間に宣教クララ会員としてどのように生きるか・・・  会憲はもちろんですが、その行いで、言葉で、書き物で模範を残してくださいました。 『神に愛されているものとして喜びのうちに日々み旨を生きること!!』  そして彼女もその様に生きていました。

 私たちは世界中から多くの祈りを頼まれます。個人的、そして修道会の姉妹、家族、恩人友人、後援者、今、知り合いになった人々から病気や怪我、苦しみなどの多くの癒しのために本当に世界中から祈りを頼まれます。私たちは毎日ミサの中で、個人で祈るロザリオや十字架の道行、聖体訪問や信頼のロザリオ、仕事の間に唱える射梼、わずかの間にも彼女の遺体の前に行きヌエストラマドレの取次ぎを祈っています。又、総本部では一日の終わりに聖堂を去る前、全員で彼女の前に跪き、祈りを頼まれた一人ひとりの名前を唱え、彼女の取次ぎを祈ります。創立者がまだ生きている時に『私は死んで後、娘達と共に働く』と書いていますから、きっと今も私たちの内に私たちと共に働き、取り次いで下さっていると確信しています。

 こんな訳で私は総本部を心臓と感じたのです。

ほとんどの修道会は本部を教皇様のお膝元に置きますが、私たちの修道会も例にもれずそうです。私の住んでいた修道院から車で15分程のところに総本部があり、総本部は総長と評議員を初め、学生の姉妹達や若い姉妹達が住んでいます。ローマに3つの修道院がありますが、何かあるとこの本部修道院に集まります。だから私も何回も行きました。私はローマに住んでいた4年間、巡礼者の宿として食事を作ったり、客室の掃除をしたりしながらローマにいらっしゃる方々のお世話をすることを使徒職としている修道院に住んでいました。ローマはあらゆる時代の歴史が顔をだしている街、特にキリスト教の歴史、そして教皇様にお会いできる街ですからヨーロッパはもちろん、アフリカ、アメリカ、そしてアジアから沢山の方々が巡礼にいらっしゃいます。懐かしい日本からも神父様、シスターそして若者達がいらっしゃいました。

今では創立者の前に直接行けませんが、修道会の心臓のそばに居たものとして彼女の取次ぎを深く祈って行きたいと思います。確かに創立者は私達のそばにいつも居て下さっていると確信していますから。




2013年3月12日火曜日

バンクラル


キリストのために生きる

2013.2.23

 

「全ての人があなたを知り、愛されますように・・・」   

N.M.の言葉より

 

バンクラリスタス と プレバンクラリスタスの皆様(バンクラリスタとは第三会員のこと、プレバンクラリスタとはその準備段階の会員のこと)         

 

四旬節も第4主日を迎えようとしています。皆さんお変わりありませんか。 

教皇様は、四旬節メッセージの中で皆様がイエス・キリストへの信仰を再び燃え立たせながらこの大切な時を過ごす事によって、御父、そして生涯で出会う全ての兄弟姉妹への愛の働きにキリストと共に参加するよう望みますと信仰と愛の行いをキリストと共にするよう私達を促して下さっておられます。  

さて、1/27(日)アルトゥロ神父様(ミッショネロデクリストの責任者)とマノロ神父様(イエズス会 石神井修道院)の共同司式でバンクラール.のミサが 荘厳に捧げられました。聖堂が参加者で一杯でした。

今年度は、更新者26人、文書更新者30人、終生誓約者1人、新誓約者5名、会員は計62人です。文書更新者の皆さんとお会い出来ませんでしたがお一人おひとりを思い出してミサの中でお祈りしました。それからバンクラール.になるための準備を始めるプレバンクラリスタは13人(このうち参加出来なかった方5人)でした。このように2013年度も、福者 御聖体のマリア・イネスのお取次を願いながら、自分の居る所でキリストの証人として歩んでいきましょう。

 ミサ後、神父様方と共に食堂に異動し、シスター達の手作り料理をみんなで頂きながら、久しぶりに会う方々と話が弾み和やかな雰囲気に包まれ心身共に愛に満たされました。食堂も参加者で一杯でした。

 昼食後、集会室でアルトゥロ神父様は、シエラレオネのミッションのビデオを見せて下さいました。その一つ、長い道のりを小さな子供達が神様の話を聞きに歩いてくる様子は、皆に感動を与えました。

 300過ぎ、終了の時が来ました。今年度は、「ミッショネロデクリスト」

のアルトゥロ神父様をお迎えしてバンクラール.のミサが捧げられた事から、参加者一人一人が今までになく、イネシアンファミリーのメンバーである心強さを感じられたのではないでしょうか。どんな時にもこの心強さを忘れないよう

に致しましょう。神に感謝。

祈りつつ・・・    日本バンクラール.

 

 

    ミッショネロ・デ・クリストとは 御聖体の宣教クララ修道会の創立者

福者 御聖体のマリア・イネス・テレサが創立した司祭のための会で本部はメキシコにあります。

2013年2月5日火曜日

宣教クララ修道会の使徒識 幼稚園と保育園

幼稚園と保育園
 
「幼な子たちをそのままにしておきなさい。私のところに来るのを止めてはいけない。天の国はこのような者たちのもの…」     (マタイ1914)



 
宣教クララ会員は、従順によって自分の手に託されている子供たちの魂の清さと機紳さを悟り、その無垢な純真さを保護する。入園時から一人一人に母性愛を照示し、心遣いと教育を施す。すなわち愛をこめて形造り、その使命に完全に投入するために、犠牲となるものをすべて自分のために受け取る。
 
その使命達成のために必要な教具等を揃える。しかし何よりもまず祈りにおいて整える。彼女は、子供たちの魂の弱さ、またそのことばと行動の一つ一つが持っている重要性を良く知っている。
 
『…幼児期からその心に宣教的熱意の美徳を育てるように努めなさい。他の人々への関心を示すように教えなさい。そのようにして、心の中の羡望や憎しみが追い出されるのです。』
(御聖体のマドレ・マリア・イネス)
 
宣教クララ会員は幼い心の指導に最大の誇りを見いだす。
 

2013年1月14日月曜日

宣教クララ修道会の使徒識 カテケージス


宣教クララ修道会の使徒職

 


カテケージス
 


 
『人々の心に神の種をまくこと…イエズスへの信仰と、優しい聖母である聖マリアへの孝愛を心に刻みつけること…』

(御聖体のマドレ・マリア・イネス)







宣教クララ会員の使徒識が実を結ぶためには、神との親しい一致と祈りに基礎をおいていなければならない。それによって、創り主を知るように導かれるばかりか、父である神に人々を連れ戻すために、人類に対する愛と兄弟たちに対する愛へと変えられていくのである。
宣教クララ会員は、人々の救いのために自分の能力、才能、資格、愛を働かせて、主から任されたすべての人々に、よく瞑想した真理を教える…
『霊魂をお与えください。多くの人々の心を、子供たちの、また罪びとの心を下さい。神を知らないすべての人々をお与え下さい。私のいのち… 私のすべてをあなたに差し上げます。』
 
優しい愛すべき聖マリアが、諸国の人々に知られ、愛されますように。

2013年1月3日木曜日

宣教クララ修道会の使徒職




宣教クララ修道会の使徒職

 

クリニックと無料診療所

カテケージス

幼稚園と保育園

学校

黙想と巡礼者の家

学生寮・寄宿舎

若者たち

 

 

 

クリニックと無料診療所


 
宣教クララ会員は、犠牲を惜しまず、いとわず、すべてを永久に与える。
弱い私たちが、あなたの慈しみに携わる時、驚くべきことが行われるでしょう。