2023年3月11日土曜日

四旬節

 


春が訪れ、今年も四旬節、恵みの時が流れています。

皆さんいかがお過ごしですか。

 教皇様は今年の四旬節メッセージで四旬節第2主日の福音、タボル山での御変容の黙想から主の栄光ある復活の頂をめざす旅に誘ってくださいました。

どのように?…ダボル山で御父は「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者、これに聞け」とおっしゃいました。「道」であるキリストに従いながら、皆と共に歩むシノドス的旅です。

 私たちが遭遇する様々な苦しみ、痛み、惨めさなど様々な出来事をご受難のイエス様の前におき、赤裸な心からの叫び、祈りをイエス様はお聞きになり、ご覧になります。あなたと一緒にいるといわれます。信頼するなら一歩一歩と引っぱってくださり、イエスのみ顔を探す私たちに「兄弟の中にいるから出向いて」とおっしゃるのです。確かに私たちは自分から出て向いていくこと、恐れに躊躇してしまうのですが、イエス様の受難を見つめながら一人ひとりに対するイエスの愛を見つめついてまいりましょう。

 罪人の母といわれた、マリア様は弱い私たちを母の心で十分承知して、手を差し伸べてくださっていますので、馳せよりましょう。


復活の勝利の主を仰ぎ見、アレルヤをうたう日に向かってご一緒に祈りましょう。

     主よ、私たちに与えてください

     希望の日、喜びの日を

      まことの痛悔に洗われて、

      清い愛が湧き出るように。

      主よ、深く悟らせてください、 

                 恵みあふれる過ぎ越しの神秘を。

       私たちも罪に死んで

       神のために生きるように。