2020年7月27日月曜日

聖マルタ

聖マルタってどんな人???
聖マルタ

確かなことは私も知りませんが・・・

多分、美人ではない(妹はそうだった)。 でも人間的に魅力のある人。
肝っ玉母さんのように頼りになり、暖かく人を包み、料理が上手な人、
細かい事は気にせず、おおらかで明るく元気な人、
周りの人皆一人一人に、優しい心使いができる素朴な人、
ルカ福音書の中で「マルタ、マルタ、必要な事はただ一つなんだよ」と言われ
反省し、もう一度自分の生き方を見つめ直し、改めて主に据えて捧げた人。
ヨハネ福音書で「私は復活であり、命である。このことを信じるか」と問われ
「はい、主よ、私は信じます」と自分の信仰を宣言できた強い人。

【誰よりもイエズス様を愛し、主の望む弟子になりたいと何時も望んでいる人】

聖マルタは主に忠実で心優しい兄ラザロ、兄と姉マルタを心配させ苦ませ、今は主に真直ぐに向かって生きている妹のマリアと3人でエルサレムに近いベタニアに住んでいました。マルタはこの家を切り盛りし、イエズス様が近くに来る時は必ず3人の家を訪れ、イエズス様自身主ではなく、まるで4人兄弟姉妹の家族のように親しく、穏やかに過ごしていたのでしょう。ベタニアはイエズス様の心と体のゆりかごのような、安心できる拠り所だったのでしょう、きっと・・・


決して立派な事はしなかったけれど、人間として、女性として当たり前の心使いが誰にでも出来るこの聖マルタの名を、私は洗礼名、修道名としていただき、保護者としたことを誇りに思いますし、彼女のような奉仕と愛徳の心使いの精神を学びたいと日々願っています。

因みに 私達の創立者は1951年、観想生活16年後に多くの苦しみと困難を経て、当時では考えられなかった活動会を創立しました。従って私達の修道会は、観想生活と活動生活の2つの特徴を持っています。すなわちイエズス様の足元で主の言葉に耳を傾けた観想的なマリアと、主をおもてなしした活動的なマルタの生き方です。従って会員である私は、両方の特徴が程よく調和されている修道会だと思っていますし、現代においては理想的な修道会だと思います。それが創立者の望みでしたし、ある意味理想的な修道生活ではないでしょうか。


また現総長は聖マルタの名を持っている母性的・魅力的な修道者です。私達はマドレ・マルタと呼んでいますが、私達を霊的な道(観想的)に導き、また神の栄光と霊魂の救いのために働く(活動的)様に日々導いてくださいます。マドレ自身もマルタ的奉仕の毎日です。すべてに感謝しながら堅忍の道を歩んで行けたら! と祈りつつ・・・ 

シスターマルタ橋本mc     


2020年7月22日水曜日

すべての人が神を知り、神を愛しますように!

すべての人が神を知り、神を愛しますように!


今日722日は、本会の創立者福者御聖体のマリア・イネス・テレサの帰天日です。

私たちは、創立者のことを“ヌエストラ・マドレ”(ス

ペイン語で“私たちのお母さん”という意味)と呼んでいます。それは彼女の生涯と残された書き物を通して、私たちをイエス様・マリア様へと導いて下さる霊的な母だからです。創立者の書き物の中にも「(私が亡くなった後も)彼女たちの小道を照らす小さな星にならせて下さい。」と
書かれてあります。

「すべての人が神を知り、神を愛しますように」―これは、創立者がいつも神様に願っていた祈りです。神様との深い一致・観想から“すべての人の霊魂を救いたい”という望みを抱き、「神のみ国が来ますように」のモットーに従って、全生涯の全てを神様の栄光の為に捧げられました。

創立者の写真を見て下さい。その写真からは、あふれるばかりの微笑みがすべての人に向けられています。神様に信頼し、希望し、そのまなざしは天国へ、心は聖なるイエス様のみ心に浸っていました。そしてその生活は絶え間ない微笑で満たされていました。

創立者の列福式のミサを司式して下さった枢機卿はお説教の中で「聖人たち神様の微笑み」と言われました。創立者は今も写真の中で「微笑みの宣教」をされています。私たちも創立者のような微笑みで、「微笑みの宣教」を今日から始めませんか?「すべての人が神を知り、神を愛しますように」を合言葉

2020年7月4日土曜日

ミッション活動

「洗礼式を終えて」

2020年412日コロナウイルスの感染拡大によりミサが中止となっている中、神父様、シスター達のご配慮により、3密を避け洗礼式をして頂き、子ども達と共に神の子となることが出来ましたことに心より感謝いたします。多くの祝福の言葉をもらい忘れない日となりました。

初めて教会に行ったのは、今から14年前。結婚前に神父様から結婚についての勉強をして頂いた時でした。神父様の「愛する」というお話は心にすっ―と入り、イエス様についてもっと知りたい!と思ったのを今まで素明に覚えています。その後、子育てや日々の生活に追われ、復活祭やクリスマスに教会に行く程度でしたが結婚する前に神父様から聞いた「愛すること」はずっと心の中にありました。

昨年、飯田に引っ越し、年長の娘が一年だけクララ幼稚園に通えることになり、縁あって、私も週に1回娘を幼稚園に送った後にシスターマルセラに勉強をして頂けることになりました。

シスターマルセラとの時間は忙しい日々の中で  とても大切な時間でした。聖書を読み、イエス様について知れば知る程、「永遠の命」神様のお恵みを感じました。娘が家で自分から寝る前にお祈りする姿やクリスマスがサンタさんが来る日でもなく、ケーキを食べる日でもなく、「教会に行く日」「イエス様の誕生日」と話す姿に娘の中にもイエス様がいてくだることがとても嬉しく思えました。

「祈る」ことを知り、コロナウイルスという前代未聞の出来事の中、生活も制限され自粛生活の中、何もできないとなげくのではなく、不安や悲しみの中でも祈ること、私の中に神様がいてくださると思うと心を落ち着かせ過ごすことができました。娘2人にも洗礼を授けて頂いき、これからは家族共に信仰に生き、愛に満ちた日々となるようにお祈りしていきたいと思います。


                          エリザべト 矢沢由美