2017年5月30日火曜日

5月



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シスタL

 修道院の庭は今色々な花が咲き乱れ、私たちの目を楽しませてくれています。寮のお嬢さんたちもカラフルな洋服でこちらまでうきうきしてしまいます。小鳥たちがさえずっています。先日八宝菜を作りました。パートのおばさんに“これは冬のものですね”と言われはっとしました。八宝菜は冬の白菜のおいしさを頂くものでした。これからはグラタンも似合いませんね。神様が下さる旬のものを喜んで頂きましょう。



 テレビで“農家メシとか”漁師メシ“という番組があり何度か見ました。今トマトが旬で忙しく収穫しています。家族の中で後継者がいるのも見る者の慰めです。子供たちも出てきます。そこのお母さんやお嫁さんが作る料理が写されました。トマトと生姜でつくるどんぶり、トマトの味噌汁等々。どれもふんだんにトマトを使ったメニューです。神様の恵みと実感しました。いつだったか”漁師メシ“で漁師の奥様達の料理を見たときは豪快さに心躍りました。優勝したお相撲さんが持つような大きな鯛を丸ごと鍋に入れました。これぞ海の幸と実感しました。私の望みは寮生にはなんでもたっぷりと供したいということです。そのうえで右に行くか左に行くか考えてほしいそれが私の願いです。



 庭に咲き乱れている花はマリア様に捧げるのが一番ふさわしい。先週の日曜日に修道院でマリア様の戴冠式がありました。60人近く参加しました。教会に伝わる伝統の信心ですがこれらをとうして信仰を深めることが出来ます。ロサリオを一環唱えました。マリア様の歌を歌いお花を捧げました。“アベマリアの祈り”を繰り返しますが、繰り返すことによって知らず知らずに深い真理に導かれます。最後に冠を捧げる人を決めるくじを引きました。くじにあたった人は感動していました。やはり人の心を動かすものがあるのですね。マリア様は“神は卑しいはしためを顧みられいつの世の人も私を幸せなものと呼ぶ”と予言なさいました。その予言のとおり2000年たった今も褒めたたえられています。

 

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