「ホットひと息」 「6人のその後」
「ホットひと息」 「6人のその後」 シスターL
派遣された6人の姉妹は、日本語の練習もかねていろいろ話しかけて下さいます。「おはようございます」「夕べはよく眠れましたか」「朝食はすみましたか」以前ならあまり気にかけない言葉でした。自分を振り返ってみて今日はこれをやらなければあれを終わらせなければと思う毎日でした。
「どこに行きますか」と言うので「クリニック」と言いましたら「連れて行ってください」「あなたは足が痛くないからダメ」と言いましたら腕をつかんで「お世話します」私にかまわないでという生活を送ってきた私ははっと気づきました。なんと私は自分中心だったことかと。
地区長様からみんなに6人の姉妹の状況についてお話がありました。日本語の上達についても本人たちに早く、早くという焦りがあるそうです。そして通じているようでもまだまだ通じていないこと。この夏の猛暑に耐えるといったフィジカルな面も考えなければならないことなど。見守る必要があるとおっしゃいました。それを聞きながらパウロの言葉『精神ははやれども肉体は弱し』を思い出し、今まで私をはじめ年配の人に当てはめてきたこの言葉は20歳の姉妹にも当てはめて考えなければならないと思いました。御本人たちは“早く、早く”と思い私たちは“まだか、まだか”と思ってしまいます。メンタルな面だけが走る社会は危険ですね
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