“こんにちは赤ちゃん”
シスターL
平成27年6月23日生まれで5ヶ月目です。男の子でホセマリアと言います。この子のお姉ちゃんは私達の姉妹です。二年前に日本に派遣された6人のうちの一人で今21歳です。ですからホセマリアは21歳違いの弟になります。日本に来るときこの姉妹は一人っ子でした。ご両親は寂しがりました。去年初誓願を立てる時はご両親に“ごめんね”といったそうです。目を見張るできごとはそれからです。去年の11月お母さんの懐妊のニュースが入ったのです。私達は歓声を上げ拍手をしました。中には涙ぐむ姉妹もいました。私もその一人です。なんという神の御業。誰がこんなことを予想したでしょうか。神様にきりできません。
もう一人のおばあちゃんは今も茨城県か栃木県から銀座に行商にやってきます。昔のようにたくさんの荷物はもてませんが午前中で終わるぐらいのものです。もう家計のためということもないのでしょう。朝一番の電車に乗ります。乗り遅れるといけないので朝ごはんはお弁当を持ってきて駅で食べます。お弁当の中味が写りましたが手づくりのほっこりこりするものでした。そしていつものところに持ってきたものを並べます。トマト、ナス、キュウリ等々。するとお得意さんが来ます。コックさんは品物がよいからと買いに来ます。又ある人はおばちゃんから元気をもらうためにとやってきます。私もテレビを見ながら元気をもらいました。そしてお昼頃軽くなったかごを背負って帰ります。日差しの中爽やかな風がふぃています。
間もなく楽しかった夏休みも終わろうとしています。爽やかな風が吹いて真夏はあんなに望んでいたのに何か物寂しくなります。つれずれに修道院の夏をお話ししようと思います。
修道院も8月は時間割が変わります。午後のお祈りが30分早くなり夕飯も早くなります。その分夜テレビを見ました。今年は戦後70年に当たり色々な番組が企画されみんなで見ました。新しく知ったこともいろいろありました。年の黙想をした姉妹もいます。それぞれ自分の時間を調整しながら研修にも行きました。それから各自家族の下に帰省いたしました。派遣された6人の姉妹は各支部に手伝いに行きました。多摩川の花火も夜空に美しく輝きました。
教皇様の言葉をお聞きください。『皆さんの生活、皆さん自身の中心にキリストを据えて下さい。たえずキリストを求めなさい。受肉したみ言葉として御父と人々
に関わったイエスの生き方と行動へと変えられるために、キリストの御顔を求めキリストを生活の中心に置きなさい。使徒パウロのように、キリストがあなたを
征服するようにして、そのかたの思いと生き方を帯びる者となりなさい。キリストの手によって触れられ、キリストの声によって導かれ、キリストの恵みに支え
られるようにしなさい』