2017年3月2日木曜日
2016年6月24日金曜日
千両みかん
千両みかん
シスターL
修道院もすっかり夏服に変わりましたが、つつがなくお過ごしでしょうか。各地の梅雨入りは季節の便り。養成院の姉妹たちに、今“熱中症”“脱水症”という単語を教えています。食事の時、養成院のシスターがお茶を出してくれました。“片手ですみません”といいました。その時、蒸し暑さの中で一陣の風が吹きました。言葉の不思議、言葉の力を思いました。
彼女たちによって私も日本語に気づかされております。長い間いい加減にしてしまった言葉を改めて発見しています。“前をすみません“
食事に先に箸をつけるときは
”お先に” 料理を勧めるときは”如何ですか“ ”ごちそう様でした“ ”ゆっくり召し上がってください“ 別にどうということはありませんが彼女たちが言うと言葉が輝きます。パウロは”愛は礼にそむかない“といっています。私たちの創立者も礼儀正しい修道女になりなさい。愛は礼儀だからと諭しています。
昼食の後、御皿洗いをしながら養成院のシスターが“千両みかん”という落語知っている?“と聞きました。テキストに載っているそうです。”多分みかんで財を成した紀伊国屋文左衛門の話でしょう“と適当に答えました。後で心配になって調べました。
古典落語の演目にありました。あらすじを読んだのですがどこにも紀伊国屋文左衛門は出てきませんでしたし、ちっとも面白そうでもありませんでした。気の病に伏せた若旦那の為に番頭さんが季節外れのミカンを探す話です。若旦那、番頭のほかに親旦那、みかん問屋、八百屋などが出てきます。これらの登場人物が噺家の手にかかると立ち上がって歩き出し、喋りはじめ面白くなるのですね。いわゆる名人芸というものを聞いてみたくなりました。
お陰様で日本語から外国語にも関心を持ち始めました。 私たちの修道会の共通語はスペイン語です。東京修道院の日本人の姉妹の半分はスペイン語が話せます。寮生がお祈りの時、今いろんな語学を履修して勉強していると話しました。英語はもちろんスペイン語、フランス語、ラテン語。“みんなに、何様になるつもりだと言われそうですがチャンスがあるから挑戦してみました。将来コミュニケーションの役に立つかもしれないし”と言いました。
2016年4月5日火曜日
ようこそ、エリザベト会へ
ようこそ、エリザベト会へ
シスターL
“春の兆しは空に現れ、大地はそれに答える” 雪解け水が流れ、野花が咲き、蝶が舞い、桜が咲きました。春の訪れです。日本列島に桜前線が走っています。人はどうして桜が咲いたぐらいで笑顔になるのでしょうか。3月21日午前11時、人々がカメラを持って待ち構える中、気象庁の職員が靖国神社の標本木の桜が6個咲いているのを確認し桜の開花宣言をしました。その時の素敵な笑顔が今も私の胸に焼き付いております。仕事を超えたものを感じました。ちなみに修道院の庭の桜の開花宣言は私がしました。誰からも頼まれていないけれど。3月26日午前10時、6個咲いていました。
私たちの町は桜新町と言います。その名のように沿道にはいろいろな桜があります。緑色の桜を始めてみました?(私は葉っぱを見たのでしょうか)そして花見の穴場があります。呑川(のみがわ)沿いに咲いている桜並木です。この川の水源は桜新町で湧水があります。呑めるほど清らかなのでこの名がついたそうです。桜を愛でながら歩いていきますと日本体育大学に出ます。入学式、卒業式ともなると五郎丸選手のようなイケメンが町にあふれます。
何年か前ここの学生が寮にいました。とても元気で寮長にお小言を食うと大きな声で ”了解!!“ といいます。夕食の前に ”シスター、ちょっと砧公園まで走ってくる“ と出ていきます。行きはよいよいですが帰りは緩い坂道がしばらく続のできついでしょうになどと思っていますと玄関で ”ただいま!!“ と大きな声がします。近くには馬事公苑もあります。災害時の私たちの避難場所です。両方とも桜がきれいです。
満開の桜の中を7名の新入生が入ってきました。”ようこそ、エリザベト会へ、ネームプレートを作り、シューズクロークに名前を付け、部屋に、洗面所に、洗濯場に、食堂に名前をつけてお待ちしていました。心躍る楽しい作業でした。私たち3人がお世話をします。どうぞよろしく。腕によりをかけてお食事を作りますのでたくさん食べてくださいね。町でシスターにあったら挨拶してくださいね。あなた達のことみんなで応援していますよ“
2016年3月11日金曜日
“見よ、兄弟がともに座っている。なんという恵み、なんという喜び"
シスターL
寮の夕食は6時半から始まります。私を入れて何人か食事をしていました。テレビで動物の番組をしていました。新入りのサルが集団に溶け込む様子で自分の位置も決まりお互いに毛繕いを要求し、ぱたっと一匹はうつ伏せになり一匹はあお向けになりその様子がとても面白くみんなで大笑いをしました。9時半になって談話室に行きお祈りを始めました。その時そこにいた寮生の一人がみんなで一緒に笑ったとき、とても幸せを感じたと言いました。食事の時、修道院ではいつも一緒に笑っております。時に爆笑します。私は能天気でこれを幸せと気づきませんでした。まして恵みだったとは。
すでに退寮した寮生ですが、寮に帰ってくるとホッとするといいました。特にどうということはない、隣で歯を磨いているとか、そういうことといいました。まさにともに座っていたのですね。アロンの頭に注がれた香油がそのひげを濡らし衣の襟に滴るように、シオンの丘を潤すヘルモンの露のように神は祝福で満たしてくれました。 大学が4年なのは短すぎるといって退寮した子もいました。
2016年1月17日日曜日
新年おめでとうございます。
新年おめでとうございます。
シスターL
本年もよろしくお願いいたします。寮生たちも2人を除いて揃いました。3学期はすぐに終わり、そして別れの季節がやってきます。
この冬、郷里の教会で成人式に与った寮生がいます。そこにマザーテレサの会のシスターがいてお祝いにおメダイをくださいました。東京で寮にいると言うとその寮生の為にもとおメダイをくださいました。寮生活の決まりの一つとして9時半に皆で談話室に集まり当番で簡単なお祈りをします。土曜日だけはロザリオの祈り3連をします。その時本人は欠席でしたので私が代わりにおメダイを渡すことになりました。いきさつをお話ししておメダイはお守りなので身につけているとマリア様が守って下さいますよと言いました。私が意外だったのは渡すとき皆が両手を出して頭を下げて小さな声で有難うございますといったのです。私の方はもう馴れ合いで配ればいいと思っていました。尊いものを戴く時の所作と礼儀に心を打たれ神々しい思いになりました。
そのせいでしょうか。当番の寮生のロザリオの意向も心にしみましたのでお付き合いください。
第二連 新年から新しいバイトを始めました。今日が初日でレジの係りでした。慣れなくて大変でしたがお店の方が支えてくれました。支えられていることを強く感じ自分は知らない多くの人にも支えられていることを思いました。それで、私たちを支えてくれている人の為、又自分は知らないけれども支えてくれている人の為に祈りましょう。
第三連 社会学の講義の中で女性の社会問題として日本はシングルマザーの待遇がとても悪いそうです。そういう事は女性が発信していかなければならない。私達も積極的に女性の問題に発言できるように祈りましょう。
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