私は、大学生と一緒に生活しています。これは私たちの修道会の活動のひとつです。共同生活を通しての宣教活動の場です。宗教のクラスをしたり、夜の9時半から簡単なお祈りをしたり、宗教行事への参加を促したりしています。ここから10人以上修道会に入りました。又、食事を作ったり、掃除をしたりして快適な大学生活を送れるようにと務めております。学生たちはそのことをよく理解して感謝してくれています。今はここも別れの季節で卒業したり、いろいろな事情で引っ越していく人もいます。
玄関で最後のお見送りする時はいつもさびしくなります。今日から『ただいま]』とここに帰ってきません。縁あってこの家でともに過ごしました。1年、2年、3年、4年。私の作った食事もおいしいと言って食べてくれました。これからの人生に神様の守りがいつもありますようにと祈らずにはいられません。
卒業して退寮した姉妹が私たちに手紙を残してくれました。許可を得ましたのでお読みください。
dearest エリザベト会のシスター方
4年間、毎日ありがとうございました。4年前にこの寮に見学に来させていただいてから今日までこの寮は私にとって安らぎの場でした。帰宅すると『お帰りなさい~』と言って迎え入れてくださったり、温かいお料理で心身ともに満たして下さったり、個人的な悩み事に真剣に耳を傾けてくださったり・・・・たくさんのことを欠かさずして下さいました。私に東京の「家族」を与えてくださった神様と東京生活を根っこからささえてくださったシスター方本当に有難うございました。
生意気な言動も多かったと思いますが、いつも変わらず真剣に向き合って下さり、今は『叱られるうちが花』という言葉の意味がわかるような気がします。どれだけ生意気でもシスターの皆さんは優しさを持って教えてくださったからこそシスターを心から信頼できたのだと感じます。これからもそんな人間関係を築けるかしら…・将来に関して不安がいっぱいです。
しかし、神様がいて下さるし、シスターや寮生が私の未来をお祈りして下さったのだから前向きに毎日を過ごしていけそうです。今後忙しくなるかと思いますが心は失うことなく頑張りたいと思います。これまで本当に有難うございました。シスターのご健康をお祈りしています。またお会いした時が今から楽しみです。
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