派遣された6人の姉妹は順調に日本語が進歩しています。廊下の掲示板に一ヶ月の典礼暦を書くのが私の仕事なのですが7月分を書いておりましたら「一か月がたつのは早いですね」と言われました。二十歳の姉妹の早いということの中身とあと十年は働きたいなと思っている者の中身は違うでしょうけれど、この姉妹は『互いに愛し合いなさい』とのイエス様の望みを言葉にしたのですね。
若い姉妹たちを見ながら修道生活を始めたころの自分と重ね合わせて感慨深いものがあります。自分のこれまでの道を振り返りながら、そのうちにこの姉妹たちもまるで私と同じ道を歩むように思い込んでしまいました。あるとき神様は気づかせてくださいました。それぞれの道の歩みを決めるのは神であると。誰も人の人生はわからないものであることを。イエス様と歩む道のりは祝福に満ちたものであり、ひとの同情とか思惑に関係のない新しいものその人だけのものなのだと気づきました
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