2016年2月14日日曜日

"Buen Día" ・・ブエン ディア・・良い日でありますように



  "Buen Día" ・・ブエン ディア・・良い日でありますように


シスターL  

 平成28年という呼び方にも慣れてきました。今日、この頃いかがお過ごしでしょうか。2月のカレンダーをめくりますと大好きな人形が出てきます。私たちの軽井沢修道院の近くの飯山市にこの人形作家がいます。実は、このカレンダーを見て、メキシコ人の地区長が、“あなたのお母さんはこんなかたでしょう”と言ったのです。もちろんあったこともありません。母は去年95才でなくなりました。100までも生きてくれるかと思っていましたが座敷で転倒し骨折しました。手術をしたのですが明日退院というときに亡くなりました。それを思うと残念です。母の不在にまだ慣れなくて地震があったとか、大雨、大雪などのニュースを見ると電話をしなくちゃと思ってしまいます。こんなかわいいおばあちゃんを想像してくれたなんて光栄です。



 修道院の昼食の時に話題になったのですが、メキシコに一時派遣された姉妹がいます。大変小柄で総長が世界の会員の内で一番小さいと言いました。そして良い香水は小さな瓶に入っていると言ったそうです。私と入会が一緒の姉妹で“あなたに何か世界一のものがある?”と40年も前に聞かれたことを思い出しました。メキシコで.幼稚園を手伝っていた時“指が細い、細い”と園児たちが言いました。そしたら一人の子が “Obra de Dios!!”( 神様の御業 ) と言いました。涙が出そうになったそうです。                       

 アメリカにいた姉妹の話も幼稚園でのことでブランコをしている時、ブランコが高く上がって行ったとき4歳の女の子が ”I can see Virgencita de Guadalupe!!”(グァダルペのマリア様 が見える!!) と言いました。この姉妹も、この言葉に感動しました。私たちも子供たちから豊かな信仰を学びましょう。     

 私も感動した言葉があります。“Buen Dia”ブエン ディア( 良い日でありますように )とメキシコの若い姉妹が朝、挨拶してくれます。最初聞いたとき “これは祈り、私のために天の御父に今日の無事と幸せを祈ってくれている”と思いウキウキしました。

 明けの明星があたりを照らし新しい朝を迎えたあなたに私も言いましょう。       

〝Buen día“ 

2016年1月17日日曜日

新年おめでとうございます。



新年おめでとうございます。 


シスターL
        
 本年もよろしくお願いいたします。寮生たちも2人を除いて揃いました。3学期はすぐに終わり、そして別れの季節がやってきます。
 この冬、郷里の教会で成人式に与った寮生がいます。そこにマザーテレサの会のシスターがいてお祝いにおメダイをくださいました。東京で寮にいると言うとその寮生の為にもとおメダイをくださいました。寮生活の決まりの一つとして9時半に皆で談話室に集まり当番で簡単なお祈りをします。土曜日だけはロザリオの祈り3連をします。その時本人は欠席でしたので私が代わりにおメダイを渡すことになりました。いきさつをお話ししておメダイはお守りなので身につけているとマリア様が守って下さいますよと言いました。私が意外だったのは渡すとき皆が両手を出して頭を下げて小さな声で有難うございますといったのです。私の方はもう馴れ合いで配ればいいと思っていました。尊いものを戴く時の所作と礼儀に心を打たれ神々しい思いになりました。
 そのせいでしょうか。当番の寮生のロザリオの意向も心にしみましたのでお付き合いください。


  第一連 新しい年を迎えて今年もみんなが健康で過ごせますようにお祈りしましょう。
  第二連 新年から新しいバイトを始めました。今日が初日でレジの係りでした。慣れなくて大変でしたがお店の方が支えてくれました。支えられていることを強く感じ自分は知らない多くの人にも支えられていることを思いました。それで、私たちを支えてくれている人の為、又自分は知らないけれども支えてくれている人の為に祈りましょう。
  第三連 社会学の講義の中で女性の社会問題として日本はシングルマザーの待遇がとても悪いそうです。そういう事は女性が発信していかなければならない。私達も積極的に女性の問題に発言できるように祈りましょう。
 最後に賛歌を歌ってお祈りを終了しました。どうぞ、寮生の為に祈って下さい。
                                        

2015年12月11日金曜日

 クリスマス 



クリスマス

シスターL

  最近こんな話を聞きました。電車に身重な女性が乗ってきました。それを見た小学生の男の子が席を立ちました。その女性は坊や丈夫ですよと言いました。そしたら。男の子はおなかの赤ちゃんの為にと言ったそうです。クリスマスに相応しい心温まる話ですね。


今、私達はイエス様のご誕生を待ち、心を整えています。待降節と言いこの季節何か犠牲をします。教会の伝統でこちらの修道院では毎日くじを引きそれを実行します。おやつを犠牲しましょうとか朝の果物を犠牲しましょうとか、人に喜びを伝えましょう、会憲のどこを読みましょうとか係りはいろいろ考えてくれますが、この間引いたくじは [お御堂で一人で典礼聖歌“ごらんよ空の鳥を歌いましょう] でした。わたしは誰もいない時間を見計らってお御堂へ行き小さな声で歌い始めました。こんなことは生涯で初めてです。誰も聞いていない、聞いているのはイエス様だけと思ったら心がときめきました。素敵なくじを引きました。

こうして私達は神様の赤ちゃんを待っています。先日イエス様より半年早く生まれた赤ちゃんの映像を見ました。この前のブログで紹介したホセマリアです。お風呂をしているところ、洗礼式、家でお父さんに抱っこされているところ等々いくら見ていても飽きませんでした。元気な赤ちゃんでいつも動いていて足を踏ん張りミルクをごくごく飲んでしっかりとみています。洗礼者ヨハネのようにやがて“荒れ野で叫ぶ声”になるかも知れませんね。世の人々にイエス様を紹介してくれるでしょう。
 お互いに良いクリスマスを迎えましょう。






2015年11月14日土曜日

“こんにちは赤ちゃん”   



“こんにちは赤ちゃん”

シスターL

 秋満載の日本にコウノトリがメキシコから赤ちゃんを運んできてくれました。



平成27年6月23日生まれで5ヶ月目です。男の子でホセマリアと言います。この子のお姉ちゃんは私達の姉妹です。二年前に日本に派遣された6人のうちの一人で今21歳です。ですからホセマリアは21歳違いの弟になります。日本に来るときこの姉妹は一人っ子でした。ご両親は寂しがりました。去年初誓願を立てる時はご両親に“ごめんね”といったそうです。目を見張るできごとはそれからです。去年の11月お母さんの懐妊のニュースが入ったのです。私達は歓声を上げ拍手をしました。中には涙ぐむ姉妹もいました。私もその一人です。なんという神の御業。誰がこんなことを予想したでしょうか。神様にきりできません。

  私達は生まれる日を指折り数えて待ちました。あと何か月、あと何か月待ち遠しい日々でした。そしてついに生まれました。姉妹に似ているとだけ聞いておりましたが今回写真が届きました。“初めまして、日本のお姉ちゃん達です。少々口喧しいですがどうぞ宜しく、あなたが生まれたこの世はイエズス様も生きた世ですよ、祝福に満ち挑戦するに値するものがいっぱいあります。いつも応援していることを忘れないでね。そして私達の家族に生まれて来てくれてありがとう”