2023年11月2日木曜日

森司教様 ありがとうございました!(その①)

  92日に森司教様が亡くなられた事を聞き、あらためて森司教様の暖かな、優しい微笑みを思い出しました。悩みや問題を抱えている方のよき相談者としても尊敬していました。

 私が直接司教様と出合ったのは召命促進の仕事を始めた頃です。それまでも何度かお姿を拝見していましたが、それは“遠くから眺める”それこそ偉い方というイメージでした。

 前任者から引き継ぎ「女性の黙想会」の指導を頼んでいましたが、いつも快く引き受けてくださいました。「召命黙想会」の指導を頼むと「僕でいいの?」と少し照れた表情で引き受けてくださいました。


 黙想会はほとんど軽井沢修道院でしていました。来られたら挨拶しょうと待ち構えているのですが、いつの間にか司教専用(指導司祭のため)のご自分の部屋に入られていることが多かったです。初めのころは玄関に男性用の靴があって気づくこともありました。また帰りの時も黙想者に気づかれないように、そっとお帰りになりました。何度目からはその原因らしきものに気が付きました。参加者は“森司教様の追っかけ”の方々が多く集まります。お帰りの時間を見計らってロビーや外で待ち伏せしており、姿を見るやいなや人気スターのように「キャーキャー」と写真を撮られていました。きっとそれが嬉しくもあり恥ずかしかったのかなと思います。

 「女性の黙想会」のオリエンテーションの時は準備した前の席ではなく いつもご自分で椅子を持って後ろの隅に座っていらっしゃいました。私は恥ずかしがり屋なのかと思っていましたが、司教様は全体を見られていたのだと気づかされました。ある黙想会の打ち合わせでは、「オリエンテーションの時は皆の顔を見て、参加者が理解しているかを確認した方がよい」とアドバイスをくださいました。“女性が3人集まると・・といわれますが、40名の女性が一斉に集まるとそれは本当に大変なものです。特に食事の席にはいつも悩まされていました。グループで席を取ってしまい、一人参加の方はいつもうろうろしてしまいました。そんな時、司教様は「トランプで席を決めるのもいいかも」とアドバイスをくださいました。食堂の席に無作為にトランプを並べ、その後入り口でトランプを取っていただきます。すると皆楽しそうに自分の席を探していました。一人参加の方も、またグループ参加の方もいろいろな方と話せて、最後はみな友達のように別れを惜しんでいました。さすが!司教様!!

メモリアルビデオ →(https://youtu.be/v9ww2ex3PLA)


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