2021年3月14日日曜日

愛される父

聖ヨセフ


 もう聖ヨセフの祭日の日が近づいています。その日のために聖ヨセフに対して感謝のきもちで準備しましょう。これから教皇フランシスコの使徒的書簡”父の心で”からの聖ヨセフについて分かち合いたいと思います。

愛される父

聖ヨセフの偉大さは、彼がマリアの夫であり、イエスの父であるという事実にあります。そして、聖ヨハネ・クリゾストモが明言したように『彼は、受肉による救いの営み全体への奉仕に参画した』のです。聖パウロ六世が述べたのは、ヨセフの父性が具体的に表されたのは、『自身の人生を受肉の神秘とそれに結びついたあがないの使命への奉仕、犠牲として捧げたときです。聖家族に対し彼が有していた法的,権限を行事することで、自分自身、自分人生、自分仕事を与え尽くしたときです。家族を愛するという自身の人間的召命を、その身と心とあらゆる能力を尽くした超人的ささげものへと、家族に迎えたメシアへの奉仕の愛へと変えたとき』です。

救いの歴史におけるその役割ゆえ、聖ヨセフは、キリスト者にずっと愛されてきた父です。それは世界中の数多くの教会が彼に捧げられている事実、多くの修道会、信心会、教会グループがその霊性に導かれ、その名を冠している事実、何世紀にもわたり、さまざまな作品がこの方への崇敬をもって作られてきた事実からも明らかです。多くの聖人が彼熱烈な崇敬者となってきました。

イエスはダビデの子孫として(マタイ1・16,20)、預言者ナタンがダビデにした約束のとおりに、そこにルーツをもって生まれることになっていました。聖ヨセフは、ナザレのマリアの夫として、旧約聖書と新約聖書をつなぐ蝶番なのです。



聖ヨセフ、私たちのために祈ってください。

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