聖マルタってどんな人???
聖マルタ
確かなことは私も知りませんが・・・
多分、美人ではない(妹はそうだった)。 でも人間的に魅力のある人。
肝っ玉母さんのように頼りになり、暖かく人を包み、料理が上手な人、
細かい事は気にせず、おおらかで明るく元気な人、
周りの人皆一人一人に、優しい心使いができる素朴な人、
ルカ福音書の中で「マルタ、マルタ、必要な事はただ一つなんだよ」と言われ
反省し、もう一度自分の生き方を見つめ直し、改めて主に据えて捧げた人。
ヨハネ福音書で「私は復活であり、命である。このことを信じるか」と問われ
「はい、主よ、私は信じます」と自分の信仰を宣言できた強い人。
【誰よりもイエズス様を愛し、主の望む弟子になりたいと何時も望んでいる人】
聖マルタは主に忠実で心優しい兄ラザロ、兄と姉マルタを心配させ苦ませ、今は主に真直ぐに向かって生きている妹のマリアと3人でエルサレムに近いベタニアに住んでいました。マルタはこの家を切り盛りし、イエズス様が近くに来る時は必ず3人の家を訪れ、イエズス様自身主ではなく、まるで4人兄弟姉妹の家族のように親しく、穏やかに過ごしていたのでしょう。ベタニアはイエズス様の心と体のゆりかごのような、安心できる拠り所だったのでしょう、きっと・・・
決して立派な事はしなかったけれど、人間として、女性として当たり前の心使いが誰にでも出来るこの聖マルタの名を、私は洗礼名、修道名としていただき、保護者としたことを誇りに思いますし、彼女のような奉仕と愛徳の心使いの精神を学びたいと日々願っています。
因みに 私達の創立者は1951年、観想生活16年後に多くの苦しみと困難を経て、当時では考えられなかった活動会を創立しました。従って私達の修道会は、観想生活と活動生活の2つの特徴を持っています。すなわちイエズス様の足元で主の言葉に耳を傾けた観想的なマリアと、主をおもてなしした活動的なマルタの生き方です。従って会員である私は、両方の特徴が程よく調和されている修道会だと思っていますし、現代においては理想的な修道会だと思います。それが創立者の望みでしたし、ある意味理想的な修道生活ではないでしょうか。
また現総長は聖マルタの名を持っている母性的・魅力的な修道者です。私達はマドレ・マルタと呼んでいますが、私達を霊的な道(観想的)に導き、また神の栄光と霊魂の救いのために働く(活動的)様に日々導いてくださいます。マドレ自身もマルタ的奉仕の毎日です。すべてに感謝しながら堅忍の道を歩んで行けたら! と祈りつつ・・・
シスターマルタ橋本mc
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