友であるかたの招き
自己の召命を識別するには、召命というものは、友であるかた、イエスからの招きであると分かっていなければなりません。友達に贈り物をするときには、一番いいと思うものを贈ります。最高のものとは、必ずしも高価なもの、珍しいものではなく、相手が喜んでくれると確信しているもののことです。
友ならばそれがよく分かっているので、贈り物を開くときの相手の笑顔が想像できるのです。わたしは、自分の人生に神が何を望んでおられるかを知ろうとする若者には,友情によるこうした識別を手本にしてほしいと思っています。
主がそれぞれの人を思っておられるとき、その人に何を贈ろうかと考えておられるときには、その人をご自分の個人的な友だと思っているということを、わたしは若者たちに知っていてほしいのです。しかも、恵みであるカリスマあなたに充実した人生を送らせるものであり、あなたを他者の助けとなる者、歴史に足跡を残す者へと変えてくれるものを授けようとしているならば、それはきっと、心底あなたを喜ばせるもので、この世の何よりもあなたが夢中になるものであるはずです。それがふつうとは違ったり、稀有であったりするカリスマだからではなく、あなたにぴったり合うもの、人生全体にふさわしいものだからです。
(使徒的勧告「キリストは生きている」の№287、№288より)
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