「聖家族のように」
「聖家族のように」
先日、クリスマスをお祝いしたばかりのような気がしますが、もう2月も半ばとなってしまいました。教会はクリスマスの後の最初の日曜日に聖家族の祝日を祝います。外の掲示板を考えるのも私の仕事なのですが、今は聖家族の絵が飾ってあります。
以前信者になる前このような絵を目にした時、「なんと幼稚な」と思ったものです。マリア様は毛糸をまいて、1歳ぐらいのイエズス様が犬と遊んでいるのをヨゼフ様が後ろで支えています。それをマリア様が優しく見守っています。マリア様が家事に使う籠やヨゼフ様の大工道具などが緻密に書かれています。
これを飾るときやはり逡巡しました。道行く人が見た時「修道院はなんと幼稚な」と思ったりしないかしらと考えました。咋今家族の形が多様化しています。それはいろいろな事情の下に出来上がりました。人は事の複雑さに耐え対応を模索しています。
ただこの絵を見ていると心に安らぎが広がります。幼稚ななどのレベルを超えた人の心に触れる優しさがあります。彼らがナザレトの町で送っていた生活の単純さにも引き寄せられます。ヨゼフ様は労働をとうして家族を支えました。イエズス様もやがてヨゼフ様の大工の仕事を引き継ぎました。マリア様はこまごまとした手仕事で家族に潤いを与えました。
私達も日々の仕事を忠実に果たして、日々の行いをとうして信仰を生き、生活の中で神様の喜びとなるように召されています。
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