全ての人があなたを知り、あなたを愛するように
福者 御聖体のマリア・イネス・テレサ
列福式から丁度6ヵ月後の10月21日 午後3時から 東京カテドラル聖マリア大聖堂で、日本地区列福感謝のミサが荘厳に始まりました。スクリーンに写る福者の微笑みが漂う中、聖歌「主をたたえよ、神の司祭、聖なる集い、神の民、天の王子」のコーラスに合わせて、二人の侍者、聖遺物顕示台(髪の毛)を掲げる日本地区長シスター アンヘレス トーレス、司祭団20余名、仙台教区 平賀司教様、そして主司式 東京教区ペトロ岡田大司教様の順に入堂し、祭壇前で全員が一礼して福者の聖遺物に崇敬を表しました。ミサは歌ミサで本会会員のお父様が作曲したミサ曲でした。会衆席は6人掛けを9人掛けにしても補助椅子を出す程の人数で、約800人以上の参列者でした。群馬県、長野県の支部からはバス5台をチャーターし、日帰りという強行軍の参加でしたが皆さんは喜びに満ちていました。修道会創立61年目、創立者帰天31年目を迎えた年、もちろん、本会創立者 福者 御聖体のマリア・イネス・テレサに出会っておられる方々も大勢お出でになりました。
宣教クララ会シスター
ミサに参加されたある方は“御父の栄光の光を見たようでした”と語り、又90代の方は“生きていてよかった”…などこの福者の感謝のミサに預かり、共に喜んでくださいました。皆様本当にありがとうございました。
なお、列福感謝ミサに参加された多くの方の感想が聞きたいと思いますので、ぜひコメントをお寄せ下さい。心からお待ちしております。 宣教クララ会シスター
ミサが続き、第一朗読は、松本氏で(太田教会信徒)落ち着いて読まれるイザヤのことばが心に響きました。「起きよ、光をはなて・・・主の栄光がのべ伝えられる」と。すべては主の栄光の為にと生きた創立者の言葉と重なりました。続いて答唱詩篇“主のいつくしみを永遠に歌いましょう” 4月21日メキシコの列福式で絶えず耳に響いた歌が日本語となって東京カテドラルに響き渡りました。苦しい時もいつも口からあふれていた創立者の言葉でした。
第二朗読は本会会員で ロマ書が読まれ、聖パウロと同じように宣教の熱意にあふれていた 福者が全てのキリスト者に呼びかけている言葉に聞こえました。折しも世界宣教の日、又教皇ベネディクト16世が定められた「信仰年」から1週間を迎えた主日、“全ての人があなたを知り、あなたを愛するように“と修道会の長女日本地区の娘たちに、そして全ての方々に叫んでいるようでした。
岡田大司教様の説教は、福者 御聖体のマリア・イネス・テレサの生涯について簡潔に話され、福者の模範に倣い、取り次ぎを願うようにと呼びかけられ、信仰年を宣教への熱意、霊的生活(御聖体への敬虔な礼拝と祈り)を通して、深く確かな信仰、勇気と喜びを持った信仰を生き抜くようにと話されました。
「信仰宣言」の後、神への深い信頼に生きた、福者の取り次ぎを願って共同祈願が捧げられました。会員の家族、会員、ヴァン・クラール、エリザベト会から計4名の代表でした。その後、元エリザベト会生と本会会員の二人が奉献し、感謝の典礼に入りました。キリスト者の生活の「源泉であり頂点」である感謝の祭儀は、共に在り、共に生きる喜びを体験し、分かちあえたすばらしい式でした。
「あめのきさき」「アヴェ・マリア」の聖歌が歌われている間、中央2列、両サイドに1列ずつ並び御聖体拝領が行われ、長い列が続く間、御聖体への愛に秀でた、福者マリア・イネス・テレサが微笑みを通して愛の秘跡、愛の絆、一致のしるしとなるよう一人ひとりを励まされているように思われました。
ついで、日本地区長アンヘレス、トーレスの感謝の挨拶が有りました。その内容は、福者は16年間の観想生活を後にして新しい修道会を創立しました。その時の苦しみ、悲しみは非常なものでしたが神への愛を一人でも多くの人に伝えたいという宣教への熱意を抑えることはできませんでした。福者の願いは唯一つ、神への望みを果たすことだけでした。そのためにはどのような困難や苦しみ、無理解があっても、ゆるぎない神への信頼によってこの会を進展させてきました。また、福者 御聖体のマリア・イネス・テレサは初誓願の時、「あなたがかかわる全ての人に、それが単に霊的なかかわりであっても、最後まで信仰にとどまる恵みをもたらす」というグァダルペのマリア様の約束を頂きましたのでマリア様に対しては特別な思いがありました。因みに61年前の10月23日に日本に最初の宣教女4人が派遣され横浜港に上陸した記念です。
今日、列福感謝のミサを皆様と分かち合えたことは、私たち会員、家族、多くの後援者、
友人、協力者の方々のお陰だと心から感謝申し上げます。これからも、この小さな群れを
見守り支えてくださいますようにお願い致しますと挨拶しました。地区長アンヘレス
トーレスの挨拶の言葉に皆さんは温かい思いを新たにし涙する方々もおられ、同時に共に
居て下さる 福者 御聖体のマリア・イネス・テレサを感じ心から感激しておられました。
閉祭の歌は、メキシコ、グァダルペ大聖堂で響いた大内葉子先生作曲、独唱“グァダルペの聖マリアの約束”の歌が始まると、侍者、聖遺物顕示台を掲げた地区長を先頭に司祭団、司教様の順に退堂し約1時間30分の御ミサは深い感動と感謝のうち終了しました。
開祭から閉祭まで荘厳な祈りの雰囲気を盛り上げてくださった、イグナチオ教会の初金聖歌隊の指揮者大内葉子先生(V.C会員)と30名の聖歌隊の方々に心から感謝しています。又健康等の理由でミサに参加することが出来ず祈りで支えて下さった7人の宣教クララ会員にも感謝しながら 福者 御聖体のマリア・イネス・テレサが生きたように神の愛に生きる喜びを多くの人々に伝える熱意と勇気を頂き新たな歩みを今日から始めましょう。
公に教会の者となった 福者 御聖体のマリア・イネス・テレサは、これから私達の信仰の模範となり信仰を日々励まし、神に信頼して生きるように取り次いで下さることでしょう。
グァダルペの聖マリアの御保護を心から願いつつ・・・
御聖体の宣教クララ修道会
10月21日の記事を載せてくれてありがとうございます。
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